肩の痛み

肩の痛みを起こす疾患の代表が五十肩です。

図D-1: 外転動作

図D-2: アイロン体操

五十肩という病名は、もともとは50歳くらいに好発する、肩の痛みと関節運動の制限(可動域制限)をきたす疾患を総称していたのですが、その後腱板断裂や石灰性腱炎の病態が明らかになるにつれ、これらの疾患を除外した残りの疾患群を五十肩と呼ぶようになりました。肩関節周囲炎とも呼ばれています。

五十肩の特徴は、初期には肩を横に上げる動作(外転動作、図D-1)で疼痛がもっとも著しいことで、「髪結い・帯留め」の動作が困難になることで知られています。

五十肩の運動療法で有名なのがアイロン体操と呼ばれているもので、1Kgくらいのちょうどアイロンのような重りをもって、腰を曲げた状態で腕を上下左右に動かす体操です(図D-2)。この体操は腱板という肩を動かす板状の腱をストレッチする効果があります。